ねりま人#127 片岡一郎さん(活動写真弁士)
2020.08.03
プロフィール/かたおかいちろう 1977(昭和52)年生まれ。杉並区出身、幼少期より練馬区在住。日本大学藝術学部を卒業。2002年に活動写真弁士の第一人者・澤登 翠(さわと みどり)氏に入門。これまでに弁士として披露した無声映画は350本以上。海外でも多数公演。役者として映画「春の雪」「カツベン!」やNHK大河ドラマ「いだてん」に出演。2020年9月に初の著書「写真活動弁史」(共和国)を出版、2020年9月に活動写真のDVD化としては日本初となる「都会の女」を発売予定。練馬で好きな場所は、大泉井頭公園。ここは白子川の源流で、川沿いにある桜並木を楽しむ。お気に入りの店は、大泉学園の「権蔵コーヒー(GONZO CAFE&BEANS)」
弁士一筋20年、片岡さんの登場です!
ところで、活動写真弁士(通称・弁士)という職業をご存知ですか? 音のない映画(活動写真)を上映する横で、映画の内容や登場人物のセリフを話す人のこと。台本がないため弁士自身が考えて喋ります。話芸の要素も必要とされながら落語家などと違う点は、映画が主役であるということ。
無声映画は明治、大正、昭和初期ころまで大衆の娯楽として親しまれ、最盛期の1927年頃は全国におよそ7,600人もの弁士がいて、人気の弁士は映画館の客入りを左右するほどでした。
そして現在は…というと10人ほど、その中の一人が片岡さん。今の時代の弁士について、気になることをたっぷりとお聞きしました。
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