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一家に遊女もねたり萩と月　松尾芭蕉
元禄2年7月奥の細道の途上市振(現在の糸魚川市市振)の宿で詠まれた句で奥の細道の中で唯一色香の漂うもの。解釈は、同じ田舎宿に泊まった伊勢参りの遊女から女ばかりの心細さに、後を追わせて欲しいと頼まれるがこれを謝絶したことによるもの。現代の研究者達は、曾良の記録に無いなどを理由に創作と結論している。あの芭蕉が嘘をつくだろうか。私の偏見は、通常の句は人間社会の出来事を花鳥風月に例えて表すが、これは自然の事実を人間社会の有様に例えているのではないかと思う。萩(男)と月(女)が寄