#078 ねりま光が丘チェリーブロッサムフェスタ 実行委員長
大熊篤さん
公開:2013.04.03

音楽やスポーツなど多彩な内容で
盛り上がる、チェリブロ!
音楽やアートやスポーツを、多様な立場の人と一緒に楽しもう! 毎年お花見の時期、光が丘公園で開催されるCherry Blossom Festa、通称「チェリブロ」。6回目となる今年は、4月6日・7日の土日に開かれます。
「印象に残っているのは、ふらりと立ち寄った参加者から、『アメリカのウッドストックみたい』というメールを頂いたことですね」
通行人が突然踊り出すフラッシュモブ、お笑い&占いコーナー、スケートボード、聴導犬のデモンストレーション、コスプレなど、今年も内容は多彩! しかしその始まりは、たった2人の呼びかけでした。
「都市型総合型スポーツクラブを目指し、区の体育館で活動している、ねりまSSC。地域でのスポーツ交流を浸透させるため、光が丘の地区祭に参加したことがあって。そこで出会ったボランティアで、音楽活動をしている堀良二さんと『今やらなければ、ずっとやれない』と意気投合し、チェリブロの開催を決意しました」
それから6年で、今や参加者5万人を誇る、光が丘地域の祭りとして成長したチェリブロ。その多くの参加者数にはこんな秘策がありました。
「イベントの主催なんて初めてなので、光が丘の地区祭を主催する方に、ノウハウを伺ったんです。そこで、人を集めるのは大変だから、人が集まっているところでやればいい、という意見を頂いたんです」
お花見のシーズン、大勢の人が集う光が丘公園。そこで開催すれば、“人を集めるのではなく、集まるところで開く”、という発想の転換ですね。
「最近は、声をかけずとも向こうから問い合わせしてくるケースが増えてきました。でも理想は、もっと地域の団体が積極的に参加して、交流の場として活用してもらいたいんです」
人と人が交流することで
生まれてくるもの
「地域や学校の枠を超えての活動を、青少年に体験させたい、という思いもあります。そうすると大人になったときに、会社人間など、"○○だけの人間"にならずに済む。一つの団体の中だけで生きていると、お互いに気遣って、結局何もできない、ということに陥りがちなんです」
「チェリブロでは、参加者に対し、至れり尽くせりの対応はしていないんです。不十分なところにただ不満を持つのではなく、自分たちで考えて、解決していく。そういう過程も大切だと思っています」
日頃は、大熊さん自身はエンジニアとして働く企業人。会社に勤め、土日はねりまSSCやチェリブロ、趣味のサッカーと、多様な場で活動しています。
そのきっかけは、90年代なかば、少年サッカーのコーチを引き受けたこと。Jリーグブームの一方で、指導者講習会は東京になく、一部の地域でしか行っていない頃でした。毎週土曜、千葉まで自費で通い、指導者の資格を取得したそうです。
「日本でも総合型地域スポーツクラブの立上げを知ったのも、そのつながりです。地域でスポーツすることで、働く父親同士もつながれるんです。スポーツを楽しんで帰るだけじゃなく、そのあと飲みに行ったり、交流できるたまり場が大切ですね。そういうつながりが、社会でも活きてくるんですよ」
スポーツを通じた地域交流の場作りの環境を目指す、ねりまSSC。多様な参加者を受け入れるチェリブロ。どちらにも共通するのが、人と人が交流することで生まれてくる「自立と連携」による人間社会の成長です。一つの場所にこだわらない大熊さんの精神が、そこに活かされています。
(2013年4月3日)
盛り上がる、チェリブロ!
音楽やアートやスポーツを、多様な立場の人と一緒に楽しもう! 毎年お花見の時期、光が丘公園で開催されるCherry Blossom Festa、通称「チェリブロ」。6回目となる今年は、4月6日・7日の土日に開かれます。
「印象に残っているのは、ふらりと立ち寄った参加者から、『アメリカのウッドストックみたい』というメールを頂いたことですね」
通行人が突然踊り出すフラッシュモブ、お笑い&占いコーナー、スケートボード、聴導犬のデモンストレーション、コスプレなど、今年も内容は多彩! しかしその始まりは、たった2人の呼びかけでした。
「都市型総合型スポーツクラブを目指し、区の体育館で活動している、ねりまSSC。地域でのスポーツ交流を浸透させるため、光が丘の地区祭に参加したことがあって。そこで出会ったボランティアで、音楽活動をしている堀良二さんと『今やらなければ、ずっとやれない』と意気投合し、チェリブロの開催を決意しました」
それから6年で、今や参加者5万人を誇る、光が丘地域の祭りとして成長したチェリブロ。その多くの参加者数にはこんな秘策がありました。
「イベントの主催なんて初めてなので、光が丘の地区祭を主催する方に、ノウハウを伺ったんです。そこで、人を集めるのは大変だから、人が集まっているところでやればいい、という意見を頂いたんです」
お花見のシーズン、大勢の人が集う光が丘公園。そこで開催すれば、“人を集めるのではなく、集まるところで開く”、という発想の転換ですね。
「最近は、声をかけずとも向こうから問い合わせしてくるケースが増えてきました。でも理想は、もっと地域の団体が積極的に参加して、交流の場として活用してもらいたいんです」
人と人が交流することで
生まれてくるもの
「地域や学校の枠を超えての活動を、青少年に体験させたい、という思いもあります。そうすると大人になったときに、会社人間など、"○○だけの人間"にならずに済む。一つの団体の中だけで生きていると、お互いに気遣って、結局何もできない、ということに陥りがちなんです」
「チェリブロでは、参加者に対し、至れり尽くせりの対応はしていないんです。不十分なところにただ不満を持つのではなく、自分たちで考えて、解決していく。そういう過程も大切だと思っています」
日頃は、大熊さん自身はエンジニアとして働く企業人。会社に勤め、土日はねりまSSCやチェリブロ、趣味のサッカーと、多様な場で活動しています。
そのきっかけは、90年代なかば、少年サッカーのコーチを引き受けたこと。Jリーグブームの一方で、指導者講習会は東京になく、一部の地域でしか行っていない頃でした。毎週土曜、千葉まで自費で通い、指導者の資格を取得したそうです。
「日本でも総合型地域スポーツクラブの立上げを知ったのも、そのつながりです。地域でスポーツすることで、働く父親同士もつながれるんです。スポーツを楽しんで帰るだけじゃなく、そのあと飲みに行ったり、交流できるたまり場が大切ですね。そういうつながりが、社会でも活きてくるんですよ」
スポーツを通じた地域交流の場作りの環境を目指す、ねりまSSC。多様な参加者を受け入れるチェリブロ。どちらにも共通するのが、人と人が交流することで生まれてくる「自立と連携」による人間社会の成長です。一つの場所にこだわらない大熊さんの精神が、そこに活かされています。
(2013年4月3日)

2013年のチェリブロのチラシ

チェリブロの
音楽ステージの様子
(写真提供:大熊さん)

地元のダンスサークルの
発表の場にもなっています

区内7ヶ所に分かれ
地域のスポーツ活動を
支える、ねりまSSC
(写真提供:大熊さん)

右肩あがりの出展数。
今年は80~90軒の予定

毎年、開催日と桜満開が
一致することを祈ってますね!

NPO設立10周年を記念した
ねりまSSCのパンフレット

落ち着いた雰囲気で
流れるように語る大熊さん

ねりま光が丘チェリーブロッサムフェスタ2013
ねりまSSC