特集記事 Reviews

#030 練馬漬物親睦会会長
平田孝司さん・長井詳典さん

心の通ったまち歩きで
練馬の魅力を伝える!


 いよいよ「ねりまのねり歩き」が、期間限定で3月18~24日に開催されます。ねり歩きってなに!? という方も多いと思いますが、まち歩き観光に力を入れている練馬区観光協会の事業のひとつで、地元の魅力を地元の方にガイドをしてもらい、その良さを実感してもらおうというもの。昨年秋に「まち歩き観光ガイド養成講座」が開講され、半年かけて学んだ受講生たちが、実際にお客さまとふれ合いながらガイドをします。実行委員会会長を務める平田孝司さんと副会長の長井詳典さんにお話を伺いました。

 まずは観光ガイド養成講座を受講した動機を教えてください。
 「長年サラリーマン生活をやっていると、都民だとか練馬区民だとか意識しなくなっていて(笑)。現役を引退し自分の足元を見なきゃいかんなあ、子どもたちも練馬区にお世話になったんだから、何か役立つことができればいいなあと思って」と平田さん。

 長井さんは、「練馬区の高齢者ガイドブック作りに参加し、当時の仲間と我流でまち歩きをしていました。そんな折、講座のお誘いを受けたので、この機会に勉強しようと思って」タイミングが良かったのもご縁でしょうか。

 講座の中で学んだことは?の問いに、平田さんは「趣味の山歩きでは、コースにしろ技術的な点にしろ自分が知っていることを仲間に話す必要があります。でも『ねり歩き』はそうじゃないんですね。むしろ、練馬が好きだ!っていう思いを伝えることが大事だと学びました」
 長井さんは「光が丘に長年住んでいるのでよく知っているつもりでしたが、グループで歩くと知らないことも多いなあと改めて認識しました。人の視点というのは、それぞれでおもしろいですね!」

 講師を務める木谷敏雄氏は「回を重ねるごとに受講生の熱意も高まってきて、頼もしい限りです。ねり歩きは受講生の集大成となりますので、お客さまとともに楽しんでほしいです!」と笑顔で語ります。受講生30数名が得意分野を生かし教え合い、まちネタ、まち自慢を盛り込み、練りに練って魅力的なコースが完成しました。



ねり歩きの醍醐味を
今後につなげていきたい


 ねり歩きのコースは全部で8つ。大泉・清水山・石神井公園・石神井・東武練馬・千川上水・練馬・光が丘のエリアで、それぞれ約2時間半のまち歩きです。開催を前にして、皆さんにPRをお願いします。

 「人それぞれ思いは違うでしょうが、練馬はどこへ行ってもそれなりの良さがあります。おもてなしの心をうまく取り入れ、ただ話して終わるような説明じゃなく関連した写真を見せて印象づけるなど、1人でも多くのお客さんが得したな、また参加したい!と思っていただけるようにしたいです」と平田さん。人と人との交流から、さらに新たな発見もありそうで楽しみがふくらみますね。

 地元通のおふたりにお気に入りの場所をたずねると、平田さん、長井さんとも、一年を通して誰もが楽しめる石神井公園と声を揃えました。他にもお気に入りのスポットはたくさんあるようなので、ねり歩きでお会いしたらたずねてみてください!
 
 「ねりまのねり歩き」の参加費は1人500円。ワンコインで奥深い練馬を知る絶好の機会です。多くの方のご参加をお待ちしています!!

(2009年2月28日更新)


「まち歩き観光ガイド養成講座」
の12月中旬、各チームごとに
ガイドコースの発表が行われました。


実踏練習の様子
(大泉エリア)


実踏練習の様子
(光が丘エリア)


実踏練習の様子
(千川上水エリア)



実踏練習の様子
(清水山エリア)


実踏練習の様子
(東武練馬エリア)


各チームとも思いを伝えるのに一生懸命で、盛りだくさんになりすぎてしまい、時間内に納める調整に苦労したようです」と、語る長井さん。

プロフィール

平田孝司さん・長井詳典さん

平田孝司さん・長井詳典さん

平田孝司さん(写真右)
大泉学園に30年在住。地元の仲間約90名とウォーキング、ハイキング、山登り、スキーを楽しむ会を10年ほど前から運営しているアウトドア派。四国のお遍路も3度ほど経験し、その魅力にとりつかれている。

長井詳典さん(写真左)
大阪出身だけど、光が丘に根を下ろして15年。練馬区の高齢者ガイドブック「悠楽人(ゆらっと)ねりま」の作成に携わり、その後もメンバーと「悠楽人会」を立ち上げるなど、練馬に対する愛着も人一倍。写真が趣味で「ねり歩き」の中でも自身で撮影した写真を持参して随所で活用する予定。

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