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とんかつ多酒多彩 地蔵
公開:2022.05.17
著者:ライター:三浦あい
大泉で採れる練馬野菜を積極的に使用
オーナーの馬屋原(まやはら)誠さんととんかつの付き合いは、四半世紀にも及びます。
大学卒業後にとんかつ屋に就職して、10年勤続。その後退社して今のお店を構えました。お店の場所は「郊外でゆったりしていて、都心にも遠くない場所」として、練馬・大泉を選んだそうです。
お店ではキャベツ、大根、ニンジンなど、積極的に練馬野菜を使っています。最初は近くの農協で農家さんを紹介してもらい、その後は農家さんから直接買っているそうです。市場に出回らない「B級品」もウェルカムとのこと。
「キャベツは千切りにちゃうし、大根もすりおろすから見た目にはこだわりません」と馬屋原さん。「それに採れたては鮮度が全然違う。持った瞬間わかりますよ」とのこと。
とにかく新鮮な野菜を使うことで、農家さんにもお客様にも喜んでもらえることが嬉しいそうです。
とんかつをもっと突き詰めていきたい
地蔵のとんかつには、数々のこだわりがあります。
まず、豚肉は個体が小さめで、お肉が柔らかいものを選択。揚げ油にはキャノーラ油を使っています。ラードを使うお店も多いようですが、キャノーラ油はヘルシーでもたれにくいとのこと。もちろん油は毎日交換しています。パン粉は「焙焼式」というオーブンで焼いたパン粉を使用。サクサクとした食感が楽しめるそうです。
今後取り入れたいメニューは、イベリコ豚の重ねかつ。そして、白味噌を使った「白い味噌かつ」にも挑戦したいそう。
「とんかつをもっと突き詰めて、スタンダードだけどオリジナル性のあるメニューを開拓していきたい」と意欲を燃やしていました。