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唐苑 練馬本店

公開:2022.05.17
著者:ライター:三浦あい

唐苑 練馬本店

「大好きな練馬に恩返しをしたい」そんな想いから開店

中国・大連出身の曹陽さんが、練馬に唐苑を開いたのは13年前。
練馬駅北口からスタートして、2年後に今の場所に移転したそうです。

出店地に練馬を選んだ理由は、縁あって住んでいたからとのこと。「練馬は緑が多くて落ち着いていて、都心までも遠くない。地元の人も優しいし、子育て支援など区の支援にも助けられてきた」と曹さん。
お店を経営することで「練馬に恩返しをしたい」との気持ちがあるそうです。

大人気の「黒酢すぶた」は、開店当初からのメニュー。
「店の看板になるメニューを探していた」と曹さん。港町・大連の海鮮料理のほか、肉料理は何がいいかを思案していたところ、「以前食べた酢豚がおいしくて、忘れられない味だった」と言う話を知人から聞いてヒントを得たそう。

そして、体にいい中華を出したい。との思いから、黒酢や山芋といった健康食材を使った、唐苑オリジナルの「黒酢すぶた」が誕生しました。

お客様目線を大切に、味もサービスも日々アップデート

お客様目線を大切に、味もサービスも日々アップデート

唐苑は今では区内に3店舗を構える人気店です。
曹さんが大切にしているのはお客様目線。「自分がお客さんだったら、どんな店に行きたいかを常に考えて、値段以上の価値のあるものを提供したい」と言います。
だから味もサービスも日々アップデート。黒酢すぶたも少しずつ改良されているそうです。その努力の結果か、お客様の9割はリピーター。地元の人たちに愛されるお店に成長しました。

シェフは皆さん中国出身。総料理長は曹さんが大連から呼び寄せた創業時からのメンバーで、他のシェフたちも10年クラスのベテランばかり。

曹さんの想いをシェフが形にする――。そんな、チームワークが唐苑をつくりあげています。