この記事は公開日から2年以上が経過しています。情報が古い可能性がありますので十分ご注意ください。

  • グルメ
  • ねりコレ

パスタ処Pitango

公開:2022.05.17
著者:ライター:三浦あい

パスタ処Pitango

練馬でお店を出すなら練馬野菜を使いたい

「練馬野菜を使い始めたのは、練馬で初めてフレンチのお店を出した時からです」と語るマネージャーの木村さん。

10年程前、練馬野菜を使ったお店を出したいと考え、練馬区内の農家さんをたくさん周った中で、西貝農園さんが熱心に話を聞いてくれ、力になってくれたのだそう。

当時、練馬で作られている野菜は、白菜やカブなどであまり種類がありませんでした。そこで「フレンチに合うような洋野菜も作って欲しい」という要望を出したところ、畑の事情も知らない自分たちの無茶な提案も快く取り入れてくれ、1年後には色々な野菜を作ってくれたのだそうです。

野菜を作るのは本当に大変なこと。美味しい野菜をロスせずに使いたい

野菜を作るのは本当に大変なこと。美味しい野菜をロスせずに使いたい

「自分たちも野菜のことをもっと知りたいと思い、畑作業を手伝わせてもらうことにしました。実際に体験してみると、畑作業は本当に大変でした。そして、今まで何も知らずに好き勝手言ってしまっていたな…とすごく反省しました」。

野菜のことを学ぶうちに、料理に合わせて野菜を育ててもらうのではなく、土地に合った野菜を育ててもらい、その野菜を使った料理を考えるのが一番だということがわかったそうです。それからは、野菜の量も種類もすべて西貝農園さんにお任せすることにしているそう。

「パスタ処Pitango」では、西貝農園さんが選んだ旬の野菜を毎日持って来てもらい、野菜の種類も量も完全にお任せ。だから、届いた野菜を見てから今日はこんなメニューを作ろう!と決め、ロスが出ないように工夫しているそうです。

「もう10年くらいの付き合いになりますが、西貝農園さんがいなかったら練馬野菜を使ったお店はできなかったと思います。新鮮な野菜が使える練馬の環境にも感謝です」。これからも練馬の美味しい野菜を使っていきたいと語ってくれました。