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石神井公園へいざ出陣! 「照姫まつり」に出かけよう! 画像

ライター:協同クリエイティブ さん イベント

石神井公園へいざ出陣! 「照姫まつり」に出かけよう!


 石神井城にまつわる照姫伝説の史実に親しみ、昭和63年に第1回目が始まった「照姫まつり」。第31回目となる今年の開催は、4月22日(日)です! その見どころを、練馬区商工観光課まつり係の“お祭りコンビ”、庄司佑介さんと廣瀬将志さんにお聞きしました。

「照姫まつり」の見どころは、照姫伝説のステージと照姫行列!

「照姫まつり」の見どころは、照姫伝説のステージと照姫行列! 画像

——照姫まつりのメイン会場である石神井公園には、毎年区内外から多くの来場者が訪れています。どのくらいの人出があるのでしょうか?

「初めは石神井地域の住民を対象に行われていたんですが、練馬区全体のイベントとして認知度が高まり、昨年の来場者数は約10万人にのぼりました。今では秋の『練馬まつり』と並び、練馬区の二大祭りと称されています」

——まだ行ったことがない方もいると思いますので、「照姫まつり」初心者に向けて、ズバリ、照姫まつりの見どころを教えてください!

「何と言っても、公園の野外ステージで行われる『照姫伝説』の舞台演技と、商店街を練り歩く『照姫行列』です。かつてこの地を治めていた石神井城主・豊島泰経(としま やすつね)とその一族に扮した約100名が、豪華絢爛な時代装束を身にまとい、来場者を楽しませてくれるので必見です!!」

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照姫伝説の中心となるのは、豊島泰経公と奥方、そして、その娘と伝えられる照姫(てるひめ)。野外ステージでは、華やかな舞や武者の踊りなど、バリエーション豊かな構成で石神井城落城までのストーリーが展開されます。毎年大人気のステージなので、ゆっくり鑑賞するなら、木立に囲まれた気持ちの良い客席を早めに確保しておきましょう。

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——もうひとつの見どころ、「照姫行列」は、石神井公園と石神井公園駅前のコースを往復し、商店街を練り歩くので、目の前できらびやかな行列を見られるのがポイントですね。興に乗った照姫は、まさに練馬のお姫様♡行列は、どこから見るのがおすすめですか?

「商店街の沿道には露店が出てにぎやか。混雑しますが、お祭りの雰囲気を楽しみたい方にはおすすめです。人混みを避けてゆっくり見学するなら、ボート池の北側のコースがいいですよ。ボートに乗って池の中からのんびり鑑賞するという裏技(?!)もあります。今年は13:10頃に石神井公園の中之島から行列がスタートし、石神井公園駅前会場での行列お披露目は13:40頃からを予定しています。」

ハイレベルなオーディションを勝ち抜いた今年の三役は…?

ハイレベルなオーディションを勝ち抜いた今年の三役は…? 画像

毎年注目されるのが、照姫・豊島泰経公・奥方の三役。初めのうちは、女優さんや練馬区長、実行委員長が演じていましたが、現在は三役以外の役も含め、すべて一般公募。三役については、書類選考を通過した応募者を対象に毎年2月頃にオーディションが行われ、“練馬愛”にあふれる挑戦者たちがハイレベルな戦いを繰り広げます。残念ながら選ばれなかった方も、ほとんどが別の役で行列に参加するそうです。

——オーディションでは、どのような点に注目して審査されているのでしょうか?

「自己PRや自由演技、踊りの基本動作などを行い、役柄の適正を審査します。毎年、涙と感動のドラマが生まれますが、今年も、9回目のチャレンジとなる常連さんや、照姫役を経験したお姉さんに続いて応募した妹さんなど、いろいろな方が挑戦されました」

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今年の三役を射止めたのは、中央:照姫役の加々見 星奈(かがみ せいな)さん、右:豊島泰経役の関口 敦彦(せきぐち あつひこ)さん、左:奥方役の宮永 麻衣(みやなが まい)さん。それぞれ十数名の中から、最後まで誰が選ばれるかわからないくらいの激戦だったそう。三役は、8月に石神井公園で行われる「灯篭流しの夕べ」にも出演し、1年間にわたって練馬区のPRを行うのがミッションだそうです。

「専門家の指導のもと、本番に向けた演舞の練習は約1か月。当日は、練習の成果をじっくりとご覧ください。参加者や実行委員の方々がみんな仲良くなるので、その一体感に惹かれてか、リピーターの参加者も多いんですよ♪ 中には、毎回役柄を変えて、『あとは奥方役だけ』なんていう強者も(笑)」

我こそは!と思う方は、毎年11月頃に区報やホームページで参加者の募集が行われますので、要チェック!

子どもから大人まで楽しめる!「照姫まつり」の攻略法

——照姫行列といえば、あの衣装を100名分もそろえるのは大変そうですが…。

「衣装会社さんから毎年お借りしています。かつらやメイク、着付けもすべて本格的。ちなみに、照姫の衣装はこのイベント専用の着物なので毎年同じですが、奥方の衣装などは変わることもあるので、“まつりウォッチャー上級者”は、その辺りも見てみてください。プロの演出家が手がけるステージや行列も、毎年、隊列の形や構成が変わるので、こちらもぜひお楽しみに!」

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——子連れファミリーで楽しめるものはあるでしょうか?

「子どもから大人まで、一緒に体を動かせる『チャンバラ合戦』がおすすめです。石神井城を再現し、2チームに分かれて城をめぐる攻防戦を繰り広げる本格的なチャンバラです。家族で参加する方も多いですし、今年は小学校3年生以下のお子さん限定の体験会もあります。当日申し込みなので、奮ってご参加ください!」

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——石神井公園の会場内には、84団体のブースや模擬店が出店。ステージや体験ブース、飲食など、1日中めいっぱい楽しめること間違いなしですね!最後に、お祭りを楽しむコツを教えてください。

「晴れると暑いくらいの季節なので、日焼けや熱中症対策をお忘れなく。公園内には自動販売機が少ないので、ご注意くださいね。ねりま観光センターのブースで販売している『ねり丸サイダー』は、おすすめです♪」

ステージや行列を楽しむも良し、模擬店を楽しむも良し、ゲームを楽しむも良し…。新緑がまぶしい石神井公園の自然を感じながら、「照姫まつり」を思いきりエンジョイしてください!

■第31回 照姫まつり
2018年4月22日(日) 10時〜15時30分(小雨決行)
都立石神井公園とその周辺  
照姫まつり公式HP http://teruhime-matsuri.com