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開催20周年でパワーアップ!「JA東京あおば農業祭」で収穫の秋を楽しもう!  画像

ライター:協同クリエイティブ さん イベント

開催20周年でパワーアップ!「JA東京あおば農業祭」で収穫の秋を楽しもう! 


実りの秋の魅力といえば、何と言っても旬の農産物! 東京23区内で最大の農地面積を誇る練馬区では、この時期、毎年恒例の「JA東京あおば農業祭(以下:農業祭)」が行われます。そして平成29年の今年は、農業祭20周年のアニバーサリーイヤー! 開催日は11月18日(土)・19日(日)の2日間、光が丘公園けやき広場にて。「練馬の農」をたっぷり楽しんで、存分に味わうポイントをご紹介しましょう〜!

農業祭の由来とは?

農業祭の由来とは? 画像

開催20周年とのことで、まずはJA東京あおばの地域振興部部長の粕谷佳紀さん(写真:左)と職員の伊藤信和さん(同:右)に、農業祭についてお聞きしました。
「昔から農家では、春先には地元の神社で五穀豊穣を祈り、秋には収穫祭を開いて豊作のお礼を伝えていました。平成9年に板橋・練馬・石神井・大泉の4つの農協が合併してJA東京あおばが生まれ、その際に各地域で開かれていた秋の収穫祭も一本化しました。「地域の皆さんにも農業のことをより身近に感じてもらおうと、“農業祭”と称して、消費者と農家を結ぶお祭りを開催することになったのです」

イベントと紅葉をダブルで楽しもう♪

イベントと紅葉をダブルで楽しもう♪ 画像

当初、来場者は2~3万人ほどで現在よりは小規模でしたが、今では2日間で約10万人が集まる人気のビッグイベントに成長! また、例年11月中旬の光が丘公園はイチョウ並木も黄色く色づき、見頃を迎えます(写真)。都内でも有数の紅葉スポットで、収穫の秋と紅葉散歩がダブルで楽しめるなんておトク感いっぱいですね♪

迫力満点の「宝船」は、農業祭のシンボル

迫力満点の「宝船」は、農業祭のシンボル 画像

農業祭でひときわ目を引くのが、公園入り口に設置される「宝船」。実は、毎年、船のデザインが変わるって知っていましたか? 板橋、練馬、石神井、大泉の4地区が、それぞれの伝統やノウハウを引き継ぎながら持ち回りで担当しているためです。各地区のプライドをかけて、選りすぐりの野菜や果物や鉢植えの花で飾り付けが行われます。フォトスポットとしても人気の宝船ですが、今年は石神井地区が担当しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
2日目(19日)の15時からは「お宝分け」と称して宝船をその場で解体(!)し、飾られていた野菜などが配布されます。何がもらえるかはお楽しみ♡ 先着順なので行列必至。希望される方はお早めに〜!

食べるもよし、買うもよし! 安定の人気ブース

食べるもよし、買うもよし! 安定の人気ブース 画像

毎年恒例の人気ブースもしっかり押さえておきましょう!

【ほかほか!おまんじゅうコーナー】
JA女性部のみなさんが、ふかし釜5つをフル稼働させて作る「田舎まんじゅう」は、あんこがたっぷり入った心も体もあったか〜くなる手作りの味♪ 「お母さんたちの愛情が詰まっていておいしいんですよ」と、伊藤さん。

【ねばりが自慢!お餅つき実演】
青壮年部による威勢のよい餅つきも見られます。つきたてのからみ餅もふるまいますので、ぜひ味わってみてください。

【お買い得?!農園芸の品評会】
見た目よしの農産物や園芸品が勢ぞろいするのは、農園芸畜産物品評会。生産者の皆さんが丹精込めて作った自慢の逸品がずらりと並びます。即売会が行われるので、購入希望の方は2日目の10時から配布される整理券をゲットしましょう!

各地方のJAとの連携で、北から南までの特産品がそろうのもお楽しみのひとつ。東京ではなかなか手に入らない野菜や果物、ローカルグルメなど、ついつい試食に足を止め、気が付くとあれもこれもと買い込んでしまう…な〜んてことになるかも(笑)。

20周年の特別企画もお楽しみに♪

20周年の特別企画もお楽しみに♪ 画像

また、今回は20周年ならではのイベントも盛り沢山! まずは、人気アニメ「はなかっぱ(©2010あきやまただし/はなかっぱプロジェクト)」のスタンプラリー。スタンプを全部集めたら、ステキなプレゼントがもらえます。また、会場内ではバルーンアートも予定されているそうなので、子連れファミリーも楽しめること間違いなし!
さらに…練馬産の「ねり丸キャベツ」と、山崎製パン株式会社のコラボ商品が先行販売されるとの情報もこっそり教えてもらいました!

“幻の練馬大根”のオススメの食べ方は?

“幻の練馬大根”のオススメの食べ方は? 画像

練馬といえば練馬大根…ですが、大量に生産されていたのは昔の話。今や生産数も限られ、幻の大根とも言われる貴重な品種になっています。農業祭は、そんな練馬大根が購入できる大チャンス!即売会では、毎年10メートルもの行列ができ、2日間であっという間に1,500本が完売する知る人ぞ知る大・大人気商品。さすがです! 迫力あるビッグサイズながら、1本210円は超お得価格。ゲットするには午前中の早い時間帯が狙い目です。

「白首大根の中で風味はピカイチ!」と言う粕谷さんに、練馬大根の美味しい食べ方をお聞きしました。
「真ん中から上、葉っぱ側の太い部分はふろふき大根やおでんに、先っぽはおろして使ってください。サバの味噌煮におろした大根を一緒に入れるとおいしいんです! 葉や硬い茎は油で炒めるといいですよ」

さらに、練馬大根ならではの刺激的な食べ方を伝授してもらいました!
「普通に細かくおろすとマイルドな味ですが、粗おろしにするとビックリするほど辛くなるのが特徴。涙を流してヒーヒー言うほどなんですが、『サンマにはこれでないとダメ』と病み付きになる人もいるんですよ」
こ、これは…ぜひ試してみなくては!

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また、会場では昔ながらの「たち編み」という、たくあん漬けを作るための練馬大根特有の干し方も見られるので要チェック! まるでアート作品のようですね。

都市農業の魅力を感じてほしい!

都市農業の魅力を感じてほしい! 画像

JA東京あおばは、練馬と板橋の“農”にかかわっていますが、練馬区は住宅地と農地が隣り合わせの都市農業。農薬の使用ひとつとってもさまざまな配慮がなされ、工夫を重ねて少量多品目を作っています。このイベントを通して、都内の練馬で数多くの野菜が作られていること、採れたて野菜の濃厚なうまみと味わいを実感できるのではないでしょうか。

最後にお二人からメッセージをいただきました。
「地場産の野菜を食べて、“この野菜だったら食べられるよ!”という子どもたちのミラクルなひと言を、今まで何度となく聞いてきました。農家の皆さんも私たちも、自信を持って安心・安全な野菜作りに取り組んでいますので、地場の旬の味をぜひ堪能してください」
秋の1日、おなかもココロも満たされる農業祭で、練馬の“農”を身近に感じてみませんか。